Monday, March 23, 2015

アレンというオヤジに連れられて

操縦席からこんにちは(Gulf islands)

訳あって、ビクトリアを離れることになった。
行き先はバンクーバー、今はもうバンクーバーで過ごしている。4日目くらい

アレンは、ホステルである存在を通じて知り合った人だ。
彼の詳細な歳はわからないけど紛れも無くオヤジ、しかも飛行機野郎、パイロット。


バンクーバーに発つ少し前、ロビーでアレンと会った時に

「君が発つ前に飛行機に乗せに連れてってやる。いつがいいかな?」

と言われた。

「え!いいの?」 と言うと、
「もちろんだよ。いつがいい?」と言われた。

それで私達は次の日の朝フライトへと出かけた。
そのところ天候が不安定だったのが、その日は抜けるような青空が朝から広がっていた。
「こんなに晴れるなんて。」と彼は言っていた。

道中で「空からの眺めを楽しむ?それとも操縦する?」と聞かれた。

「そ‥ 操縦?できるの?! 汗」
と聞くと、

「できるよ、教えてあげられるんだ。」と言われた。


じゃあ やる。
と決めた途端にワクワクしてニヤニヤが止まらなかった。

操縦は、飛行機が空中で安定してからさせてもらった。

標高を一定に保って、時々進路を変えるような操縦で、気が気じゃなかったけれど
アレンは「上手にできてる!」と褒めてくれた(笑)

アレンというオヤジ(Victoria Flight Club)

アレンは、私の目には風変わりな人に見えた。
あとでじっくり話していると、彼は彼自身を好みにうるさい人間だと表現していた。
だからこの誘いは、彼に気に入られていることを意味していたんだと思う(笑)


なんだかあまりない経験。

プロペラ機で飛ぶと、旅客機よりもはるかに空を感じた。
私は鳥になった気分だったし、私のすぐ下は空中であることが感じられた。
飛んでいることが、空に居ることが、雲を見下ろしていることが、とても不思議だった。

この飛行機が墜ちたら、翼が木をかすったら、と考えたらもっと不思議な気分になった。

私は気絶をするのだろうか‥

最高の気分だったのは、眺め。
青く広がる海と空と、緑の島々の光景は忘れない。




コレでいいのかと思いつつも、ランチをごちそうして彼にお礼をした。
飛行場近くのレストランで、12ドルのチーズバーガー


安いか (苦笑)



アレンと知り合わせてくれてありがとう。
そして貴重な体験をありがとう。

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