Tuesday, February 24, 2015

どっこいしょ の奇跡

ノースバンクーバー Quay Market からのダウンタウン

SINナンバー(社会保障番号)を取れば仕事がすぐにでもできるな〜 とぼんやり思っていた。
日加センターという留学やワーホリサポートをしてくれる場所(日本人が経営している)があったので聞きに行ったところ、想定よりも簡単に取れることがわかったけれど、

取るためにはこちらでの住所が必要なことも分かった。

『お友達やホームステイ先の住所を貸してもらって構いません。今はその場で番号も発行されますし、何か封書が届くこともないんですよ!引っ越しても届けなくて大丈夫です。』
と言われたけれど、そもそも知り合いがゼロな私なので、そっか〜… と少しフクザツな気分だった。

(やっぱり家を決めないとかなぁ〜)

とか

(お友達伝いに無理を言ってみるか〜…でも直接会ってお願いしなくちゃ礼儀がないなぁ〜…)

とか…


うーん…   まあいいか。(苦笑)と、
その日行きたいな〜 と思ったノースバンクーバーへ向かうことにした。
快晴、美しい日だったので、シーバスに乗りたかった。


ノースバンクーバー側につき、何をしようかなとベンチで荷物をゴソゴソしていたら
そのベンチに腰掛けるおばさまが、「どっこいしょ」と言ったのを聞き逃さなかった。

「もしかして、日本人ですか?」

と聞けば、「あら!あなたも?」とおばさま(Michiさん)は笑顔を向けてくれた。
そして、「さっきだったら主人とお寿司のランチしてたんだけどな〜…主人は歯医者に行ってて‥ そうねぇ、あ、お茶しない?」とお誘いをくれた。

話していけば、彼女が北九州に10年間住んでたこととか、私もたまに飲んでいた健康食品の愛用者であることとか、なんだか おっ という出会いだった。
何よりMichiさんのキラキラした笑顔に心が惹かれた。


Michiさんはとても意識が高い方で、守られている人のようだった。
すべてを享受しているような感じ。
そしていろいろな現象にも出会われていた。太陽みたい。美しい人だった。


私達は名前や住所、お互いの情報をシェアした。
住所を教えてもらった時に、手紙を書こうと思った。
どうせ暇だから、身の回りの困ったことがあったら頼ってもらって構わないんだけどなぁ〜とも思っていた。
申し出たら、それについては断られた。


そして、ハッとあることが浮かんだ。

『住所、使わせてもらえないかな…』と。

その頃には、ご主人も歯医者から開放されて私達と合流していた。

そして私は意を決して「あの!お願いが…。」と斯く斯く然々を説明し、住所を使わせてくれないだろうかとお願いした。
 
「ぜひ、頼まれたいわ♪」と、Michiさんとご主人は笑顔で快諾してくれた。


初めて会った人に住所を使わせてくれなんてお願いするなんて思っても見なかったんだけど、
目に見えない確信みたいなもの、「この人達なら大丈夫、OKっぽい」というのもあったからある安心していた。



まぁでも、後で同じ宿に泊まる日本人の女の子にその話をすると、

「よく頼めましたね、初対面の人なのに。」

と冷静に言われたが(確かに 笑)、それでいいのだった。




ラッキーです! 本当に!(涙)

ありがとうございます。


【続く】

***
追記) 私は本当にラッキーだったと思います。ベストなタイミングで本当に必要な情報が得られたように思います。なんの疑いもなく信頼できる人だったので、こんな厚かましいお願いも出来ました。頼れる人が最初からいれば、知っていれば、それに越したことはないのかもしれません〜…△▲△

誤解のないように追記をしておきます。


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